Admissions (Undergraduate)

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アドミッションポリシー

Admissions Policy

広い対象と、多様な受け入れ制度

生物科学は、21世紀の学問といわれ、爆発的に発展しています。ヒトゲノム計画に代表される巨大プロジェクトが推進され、今や1000種を越える生物のゲノム、設計図が明らかにされました。更にナノサイエンスやナノテクノロジーの超微細技術を応用した様々な研究がすすめられており、生物科学は大きく変わろうとしています。例えば、膨大なゲノム情報をもとにして、いままで形態や化石から推定されていた生物の進化の歴史(系統樹)が書き換えられようとしています。

また生物の基本単位である細胞については細胞内の1分子の働きが調べられ、また生物の機能を担う蛋白質に関しては、いまや原子レベルでの研究が行われています。この様な多様な発展に対応するため、生物科学科は募集人数を25人から55人と大幅に増やしました。この増員には大きな目的が2つあります。

一つは、見通すことが困難となっている生物科学全体を幅広く教育することです。これには従来の生物科学科で行っていた教育をさらに深化させた生物科学コース(25人)が対応します。

もう一つは、これからの生物科学をさらに発展させるために、数学、物理学、化学との境界領域を重点的に教育することです。これには新しい生命理学コース(30人)が対応します。境界領域が重要であることは生物科学の発展の歴史をみれば当然の事なのですが、これからは今まで以上にこの領域の必要性があると考えられます。生物科学科で学ぶことにより、生物学研究者や生命理学研究者はもとより、医薬や食品などの開発に関わる研究者・技術者、生物学教員、等への様々な道が拓かれることになります。

生物の生きる仕組みに、なぜという素朴な疑問を持つ人から、生物学を応用して社会に役立つことを開発したい人まで、卒業後の進路として発展する生物学や生命学の様々な分野で活躍したいと考える人が勉学するのに、この拡充された生物科学科は最も適したところです。