Leaflet & Worldclim & GWAS遊び

 

白地図に近いものを選んで使用した。左上の+/ーで拡大/縮小できる。場所はドラッグで移動(Google Mapと同じ)。植物が採集された場所を点(円)でマークした(addCircles)。マークの種類や大きさや色は自由に変えられる。ここでは、葉のサイズに従って4色で塗り分けた(黄、緑、ピンク、赤の順に葉が大きくなる)。円にマウスを乗せると生データ(系統番号、緯度、経度、葉の大きさ、クラス分け)が表示され、クリックすると写真がポップアップで表示される。写真はExcelにパスを書き込んで読み込ませれば、一括で登録・表示される。

*系統番号、緯度、経度、葉の大きさは、Vasseurらのデータ(Vasseur et al., 2018)を使用した。

 

addCircleMarkersを使った例。円のサイズは拡大しても変わらない。

 

青のグラジエントで値を表現したもの

 

葉の大きさで均等に4色に塗り分けた(各クラスの数が同一になるように)

 

航空写真(ArcGIS)と白地図(CARTO)の切り替え(右上のコントローラーを使用)

 

WorldClimからダウンロードした3月の平均気温データ(°C)を重ねて表示

 

WorldClimからダウンロードした年間平均気温データ(°C)を重ねて表示

 

WorldClimからダウンロードした年間降水量データ(mm)を重ねて表示

 

Rのggplot2を使って描いた論文用の図。地図はNatural Earthから(多分)。

記号の形と色を変えてクラス分けした。地図の色も自由に変えられる。

数字と色でクラス分けした

数字と点で表現した(点の位置が場所を示す)。

 

統計ソフトRを使って緯度と葉の大きさとの相関を調べたもの(相関無しか、非常に弱い負の相関)

年間平均気温(°C)と葉の大きさとの相関を調べたもの(相関無し)

年間降水量(mm)と葉の大きさとの相関を調べたもの(相関無し)

*各地点での年間平均気温や年間降水量データはWorldClimからダウンロード・抽出した。

 

マンハッタンプロット

GWAPPSeren et al., 2012)を使って葉の大きさの表現型(Vasseur et al., 2018)でGWAS(Genome-wide association study)してみた。図はマンハッタンプロット(横軸がSNPで、縦軸がp値の逆数の常用対数)。有意に関連のあるSNPは見つからなかった。

 

2番染色体のマンハッタンプロット

easyGWASGrimm et al., 2017)を使った葉の大きさの表現型(Vasseur et al., 2018)のGWAS。やはり有意に関連のあるSNPは見つからなかった。

 

マンハッタンプロット GWAPPの解析結果

GWAPPを使って根の「horizontality」表現型(Ogura et al., 2019)でGWASしてみた。5番染色体にp値の小さい(表現型と関連がある)SNPが見つかり、EXOCYST70A3(AT5G52350)の一部であることが分かった。データをbox-cox変換で正規分布に近づけてから、EMMAX(AMM)法を用いて解析した。