メンバー紹介

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2023年春 研究室集合写真

~2023年度 所属メンバー~

教員

志賀向子-教授-
脳や神経系が時間軸を持った情報を処理するしくみに興味をもち、昆虫や軟体動物などの無脊椎動物が、生まれながらに備わる概日時計を使って、環境の光周期情報から季節を読むしくみや、概日時計が刻むユニークな行動のしくみについて比較生理学的に研究しています。これまで、フタホシコオロギ、ルリキンバエ、マダラスズ、ホソヘリカメムシ、タバコスズメガ、チャバネアオカメムシ、オオクロコガネ、マングローブスズ、ヨーロッパモノアラガイ、シリアカニクバエを使って研究を行ってきました。
「素晴らしいっ!」
濵中良隆-講師-
我々を取り巻く環境は時々刻々と変化しています。生物は環境からの刺激に基づいて周囲の状況を把握あるいは推測することで、行動や体の生理状態を柔軟に変化させて厳しい自然を生き抜いています。私はシンプルな脳を持つ無脊椎動物を対象に、『脳が環境情報を処理する仕組み』を研究しています。現在は、ヨーロッパ原産の淡水性の巻貝(ヨーロッパモノアラガイ)、タマネギバエ、オオクロコガネなどを材料として、脳が環境情報を処理する神経機構の解明を行っています。キーワード:光周性、概日時計、羽化リズム、概倍日リズム、視覚、記憶・学習、ニューロンの超微細構造。
「ハッハッハ」
長谷部政治-助教-
生物は内・外部環境(例:日長・栄養環境)の情報を正確に蓄積・処理することで、多様な環境変化に適応しています。脳・中枢神経系においてこれらの環境情報がどのように蓄積・処理されているかに興味を持ち、電気生理学的手法をメインに、形態学・分子生物学的手法なども用いて研究しています。これまでに、フタホシコオロギ、メダカ、そして現在はチャバネアオカメムシ、ホソヘリカメムシを用いて研究を進めています。
「おいおいおい何やってんだよ」
西吉利ーインターナショナルカレッジ,特任助教(兼任)-
I am broadly interested in understanding the neural mechanisms underlying behavioral changes and physiological regulation in invertebrates. My dissertation research involves exploring the neuronal pathways of photoperiodism - a widespread phenomenon that relies predominantly on the ability to measure changes in daylength. I am currently investigating the neural mechanisms of photoperiodic measurement, using an arthropod, the bean bug Riptortus pedestris, as a model organism. Techniques used in my research include physiological assays, dye injections, immunocytochemistry and histology, molecular biology and confocal microscopy.
坂口愛沙ー全学教育推進機構,助教(兼任)ー
多細胞生物が1つの細胞から複雑な構造や機能を生み出していく発生の仕組みや環境変化に応答するプロセスに興味をもち、線虫を用いて研究を進めています。主に神経細胞や生殖細胞で起こる生命現象を対象とし、遺伝学に細胞生物学、分子生物学、生化学を組み合わせ、個体レベル、細胞レベル、分子レベルで生命の謎を解明したいと考えています。

学生

   
JUさん (Ju Kyungsu)-D3-
~研究テーマ~
ヨーロッパモノアラガイ
「Sensei tasukete kudasai~」
遠藤 雄人-D3-
~研究テーマ~
線虫の全脳イメージングと光遺伝学を用いた機能的な神経回路の同定
阿江祐迪-D1-
~研究テーマ~
ナミニクバエの幼虫における光周性に関与する光受容体の探索
「インドア派」
山上初音-M2-
~研究テーマ~
アサギマダラの季節性渡りの遺伝子解析
犬と住める図書館募集中
山口稜-M2-
~研究テーマ~
ヨーロッパモノアラガイの生殖以外の光周性応答解析
「猫とモルモットとプレーリードッグ飼いたい」
陸野⾥⾳-M2-
~研究テーマ~
植物の根における輪郭の共通性を生み出す要因を探る -数理解析から-
万年ダイエッター
Eugene Oharu-M1-
~研究テーマ~
ルリキンバエの特殊日長条件下における休眠応答
「育毛中」
⿑藤恭助-M1-
~研究テーマ~
視細胞応答に影響を与える因子の探索
코카콜라 맛있다
太田暉也-M1-
~研究テーマ~
オオクロコガネが概倍日リズムを生む仕組みの解明
「Android app developer」
豊田創大-M1-
~研究テーマ~
ルリキンバエPLニューロンにおける時計遺伝子と神経伝達物質の発現量解析
特技 カラオケ100点
今井美友-B4-
~研究テーマ~
coming soon
「ハエははえーなあ」
⼤河内徳⼈-B4-
~研究テーマ~
coming soon
「いいや! 限界だ 押すね!」
北井清花-B4-
~研究テーマ~
coming soon
「空島編以降のネタバレ禁止」
中村麟太郎-B4-
~研究テーマ~
coming soon
「概倍日リズムで暮らしたい」
Jacqueline Png-B4-
~研究テーマ~
coming soon
「ガチャゲー辞めたい」

秘書

 
松本 良子(秘書)

過去に在籍された方々

【スタッフとして在籍した方々】

2019-2020年度 秘書 大川泰葉

2018-2019年度 秘書 東良智子

2017-2018年度 秘書 河合 康江

2017年度 秘書 隅田理恵

【博士号を取得された方々】

2016年度 西吉利

2017年度 河崎裕太、研究テーマ:オオクロコガネが持つ48時間リズムの行動学的研究

2022年度 渡辺耕平、博士論文:オオクロコガネの概日時計による概倍日リズムの形成

【大学院修士課程を修了された方々】

2018年度 鈴木健右、研究テーマ:ホソヘリカメムシの光周性におけるオプシン機能解析

2018年度 長谷川智久、研究テーマ:チャバネアオカメムシの脳内Plast-MIPの局在解析

2018年度 大江勇太郎、研究テーマ:ナミニクバエにおけるPDFニューロンとPLの形態学的解析

2019年度 小出良平、研究テーマ:ホソヘリカメムシの概日時計細胞を中心とした光周性制御機構の探索

2019年度 澤田功司、研究テーマ:概倍日リズムを持つクロコガネ属の行動観察による生活の特徴の解明

2019年度 福本その子、研究テーマ:ヨーロッパモノアラガイの産卵調節機構の解明

2020年度 佐藤瑞華、研究テーマ:カイコガにおける光周性経路の解明

2020年度 本廣千佳、研究テーマ:ルリキンバエにおける新規光周性応答遺伝子の同定

2021年度 藤原 一平、研究テーマ:ルリキンバエのの光周性機構の神経解剖学

2021年度 平田和音、研究テーマ:ナミニクバエの幼虫における光周反応の入力系と統合系メカニズムの解析

2021年度 舛形のぞみ、研究テーマ:ルリキンバエのPLニューロンの生理学的解析

2021年度 水谷瑞穂、研究テーマ:オオクロコガネの概倍日リズム形成における時計遺伝子の役割

2022年度 井関凛乃、研究テーマ:ルリキンバエの光周性に関与する神経伝達物質の探索

2022年度 橋本陵央、研究テーマ:ルリキンバエの光周性に関与する幼若ホルモン合成制御神経ペプチドの探索

2022年度 南拓海、研究テーマ:オオクロコガネ(Holotrichia parallela)の概倍日活動リズムにみられる地上と地中行動の解析

【4年生の卒業研究で在籍した人たち】

2016年度 大村悠弦

2016年度 神谷拓志、研究テーマ:ヨーロッパモノアラガイの光周性解析

2017年度 熊谷望折、研究テーマ:ルリキンバエの光周性におけるACE機能解析

2019年度 小田浩嗣、研究テーマ:オオクロコガネの概倍日リズムのスイッチ機構

2019年度 中村萌、研究テーマ:チャバネアオカメムシの脳間部細胞の機能解析

2020年度 大野響、研究テーマ:キイロショウジョウバエの時計細胞の日長による形態変化

2020年度 冨尾恵佑、研究テーマ:ホソヘリカメムシの日長による嗅覚応答変化

2021年度 楠原若菜、研究テーマ:カイコの光周性における神経経路と光受容体の探索

2021年度 中井喜隆、研究テーマ:ナミアゲハを用いた匂いと色嗜好性の季節応答解析

2022年度 潮田祥一郎、研究テーマ:カイコ Bombyx mori の幼虫発育の光周性に対する時計遺伝子 period KO の影響

2022年度 小湊和輝、研究テーマ:カイコBombyx moriにおける脳-食道下神経節移植による休眠誘導および培養手法の評価

【留学生】

2017年度 Markéta Hejníková

2018年度 Maria Rahman

2023年度 Zhang Xilin