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ヘテロクロマチン蛋白質Swi6/HP1が複製開始を促進する機構を発見した

The heterochromatin protein Swi6/HP1 activates replication origins at the pericentromeric region and silent mating-type locus

Makoto T. Hayashi, Tatsuro S. Takahashi, Takuro Nakagawa, Jun-ichi Nakayama & Hisao Masukata
Nature Cell Biology, 11, (advanced online publication, Feb. 1, 2009, doi:10.1038)

要約
真核生物染色体の各領域はそれぞれS期の決まった時期に複製する。凝縮した構造で遺伝子発現が抑制されているヘテロクロマチン領域は一般に遅い時期に複製する。しかしながら分裂酵母のセントロメア外縁と性決定領域では、ヘテロクロマチンタンパク質Swi6(ヒトのHP1)が複製開始点を活性化しS期の初期に複製させることを解明した。初期複製するヘテロクロマチンではSwi6はDfp1(複製開始に必要なタンパク質リン酸化酵素の構成因子)をヘテロクロマチンにリクルートすることにより、Sld3という複製開始因子がヘテロクロマチン領域の複製開始点に結合することを促進するという分子メカニズムを解明した。


論文へのリンク
http://www.nature.com/ncb/journal/vaop/ncurrent/abs/ncb1845.html

升方研究室ホームページ
http://www.bio.sci.osaka-u.ac.jp/bio_web/lab_page/masukata/