クロマチン、染色体の未知の機能を探索する!

わたしたちの体を形作るための設計図は、DNA分子に記録され、ヒトの場合2メートルにおよびます。 この長い分子が、たった直径約10 µmの核に収納され、正確に何十兆個の細胞に受け継がれ、さらに、体を形作る過程で、発現が綿密に制御されています。 わたしたちは、遺伝情報が、どのように核に収納され、次世代に継承され、発現制御されているかについて、分子レベルで理解することを目指して研究をしています。

研究成果の紹介

乳がん、卵巣がんの抑制遺伝子BRCA1の働きを助けるタンパク質SCAIを新発見。深刻なダメージを受けたDNAの修復を担う新たなタンパク質SCAIを発見、成果がCell Reports誌に掲載されました。詳しくはこちらをクリック。
女性の“働かない”X染色体の仕組みを解明。女性のX染色体の不活性化メカニズムに関する研究成果がNature Structural & Molecular Biology誌に掲載されました。解説ページはこちらをクリック。

Nature Struct. Mol. Biol. 表紙

掲載号 (Nature Structural & Molecular Biology 2013年5月号)の表紙になりました

三毛猫のまだら模様は、雌の2本あるX染色体のうち1本が不活性化していることが目に見える有名な例です。 この表紙は、 “赤い首輪をつけて小さく丸まっている三毛猫” が、コンパクトに折りたたまれて働かないX染色体を、 “のびをしている三毛猫” が働いているX染色体を表現しています。(スペースタイム制作)

連絡先・アクセス

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〒560ー0043
大阪府豊中市待兼山町1ー1
大阪大学 大学院理学研究科生物科学専攻 染色体構造機能学(小布施研究室)
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FAX 06-6850-5987
メール obuse [at] bio.sci.osaka-u.ac.jp (教授:小布施まで)
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