大阪大学大学院理学研究科
生物科学専攻 生体分子機能学

倉光研究室
〒563-0043 大阪府豊中市待兼山町1-1

倉光研究室では大きく分けて3つの研究を行っています。まずは高度好熱菌丸ごと一匹プロジェクトに関連したもので、主に機能未知遺伝子の解析やトランスクリプトーム、プロテオームについての研究です。 次は、将来的に医学に貢献することを目指したDNA修復機構の研究であり、さらにタンパク質の耐熱化といった、タンパク質工学があります。
高度好熱菌丸ごと一匹プロジェクトとは、タンパク質をはじめとする生体分子の立体構造をもとに、細胞全体の生命現象を原子レベルでの解明を目指した壮大な計画です。この目的のため、多くの生物で保存されている機能未知タンパク質であるTT1383とTT1672、Nudix2および3などの機能解析だけでなく、全mRNAを解析するトランスクリプトーム、全代謝物を対象としたメタボローム解析も行っています。
DNA修復機構の研究では、生物が生存していく上で必須であるDNA修復機構の解明を目標としています。現在はMutMやMutS2、MutL、Ogtといった様々なDNA修復酵素の研究を行っています。
タンパク質工学では、高温菌内でのタンパク質局在の検証が可能な利用価値の高いタンパク質を生み出すため、現在GFPの耐熱化を進めています。


Thermus Thermophilus HB8

私達が高度好熱菌を用いる理由...
分子生物学において代表的なモデル生物は大腸菌K-12株であり、そのファージはλやT4とし、生物種を限定した集中的な研究によって分子生物学者たちは成功を収めてきた。このことから生命現象解明には生物的材料の選択が重要であることが分かる。
私達の研究室では生物材料として高度好熱菌を用いている。その理由としては、 (1)遺伝子操作系が確立した生物において、最も高温で生息できる。 (2)タンパク質の安定性が高く、結晶化も容易なため、X線結晶解析、NMRといった立体構造解析や機能的解析に適している。 (3)ゲノムサイズが1800kbと小さく、細胞の生命活動に必須な遺伝子のみを進化の過程で保持してきたと考えられるが、最小培地で生育するために必要な遺伝子は保存されている。 (4)大腸菌と共通点が多いため、大腸菌で確立された遺伝子操作系が使用可能である。
といったことが上げられる。

マリッジリング
今日: 昨日:
News
2004
8.16
大阪大学新世紀セミナー 『生物学が変わる−ポストゲノム時代の原子生物学−』 大阪大学出版会
倉光成紀、増井良治、中川紀子

 

News
ソフトボール大会がありました。
ヘソンさんのお別れ会がありました。
夏の高校生実習がありました。

 
last update:2009/07/10 Selected Papers of Protein Science| システム生物学に向けて | 構造データベース | 研究業績 | メンバー | プロトコール集 | 写真集 | その他